プロペシア(フィナステリド)の効果を最大限に引き出し、安全に治療を続けるためには、正しい飲み方を守ることが非常に重要です。また、いくつか注意すべき点もあります。まず、基本的な飲み方ですが、プロペシアは通常、「1日1回、1錠」を経口服用します。服用するタイミング(朝、昼、夜)は特に指定されていませんが、毎日なるべく同じ時間に服用することで、血中濃度を一定に保ち、効果を安定させ、飲み忘れを防ぐことができます。例えば、「毎朝食後に飲む」など、自分のライフスタイルに合わせて習慣づけると良いでしょう。食事の影響は受けにくいとされているため、食前・食後のいずれでも服用可能ですが、胃への負担が気になる方は食後の服用がおすすめです。もし、飲み忘れてしまった場合は、気づいた時点で1回分を服用してください。ただし、次の服用時間が近い場合は、忘れた分は服用せず、次の服用時間に1回分だけを服用してください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。過剰摂取は副作用のリスクを高める可能性があります。プロペシアの効果を実感するためには、「継続して服用すること」が何よりも大切です。効果が現れるまでには数ヶ月かかり、また服用を中止すると効果は失われてしまいます。自己判断で服用を中断したり、量を減らしたりせず、医師の指示に従って根気強く続けましょう。そして、非常に重要な注意点がいくつかあります。まず、「女性や子供は絶対に服用してはいけません」。特に妊娠中または妊娠の可能性がある女性がフィナステリドに触れると、男子胎児の生殖器の発育に異常をきたす恐れがあります。錠剤が割れたり砕けたりしたものに触れることも避ける必要があります。また、プロペシアは肝臓で代謝されるため、「肝機能障害のある方」は、服用前に必ず医師に相談してください。さらに、プロペシアを服用している間は、「献血ができません」。服用中止後も一定期間(通常1ヶ月程度)は献血を控える必要があります。これらの注意点をしっかりと守り、医師の指示に従って正しく服用することが、安全で効果的なAGA治療の基本です。
— AGA —
プロペシアの正しい飲み方、注意点
2020年4月16日